Veganismブログ

2025年11月

Veganismに関する記事

Nov262025

米陸軍がヴィーガン食を導入 隊員の要望受け2027年から提供開始

米陸軍がヴィーガン食を導入 隊員の要望受け2027年から提供開始 https://veganfta.com/

米陸軍が、ヴィーガン対応の戦闘糧食(Meals, Ready to Eat, MRE)を2027年までに導入することになりました。現役隊員向けの通常メニューにプラントベースが加わるのは初めてです。この決定は、栄養価が高く、かつ動物に配慮した倫理的な食事を求める隊員からの声に応えたもので、24種類あるMREの4種類がヴィーガンメニューになる予定です。

米陸軍戦闘糧食開発部には、隊員から、植物性の食品をもっと取り入れてほしいという要望が届いており、植物性クラッカーやリカバリーバー、プロテインバー、フルーツ味のシリアルなどを独自に開発もしているということです。

プラントベースのMREを求めるキャンペーンを長年主導してきたのは、動物保護団体「マーシー・フォー・アニマルズ(Mercy For Animals)」です。同団体は、軍が年間3,700万食以上のMREを提供していることを指摘し、今回の変更によって最大650万食のヴィーガン食が供給される可能性があるとしています。

2022年に226人の現役隊員に実施した調査では、「軍は植物性食品を提供すべきだ」とする回答が81%、「MREとして植物性の選択肢が必要だ」が69%と、過半数が従来の動物性メニューより植物性を選びたいと答えています。

軍内のヴィーガン人口に関するデータはありませんが、隊員の間では「増えている」という認識が広がっています。2019年のガーディアン紙には、米沿岸警備隊の主任下士官で整備士のトーマス・シャーリンのインタビューが掲載されており、「どの部隊に行っても、ヴィーガンや、ヴィーガンになりたいという人に出会いますが、その方法がわからないようです」と語っています。

今回の発表は、9月にイギリス王立空軍(RAF)がヴィーガン対応の制服着用を認めた動きに続くもので、軍組織におけるアニマルフレンドリーな取り組みが広がっていることを示しています。

Original article in English by Jordi Casamitjana / Japanese version by Yuko Kubo.

Nov182025

ロサンゼルス最後の牛の屠殺場、閉鎖へ

アメリカ人の肉の消費量はえげつないが、ヴィーガン人口が増えているのも事実。
日本人も真実を知って、しっかり考えてほしい。
このままでいいのか・・・。

2025年10月15日、米国ロサンゼルス市内で最後に残っていた牛の屠殺場 マニング・ビーフ(Manning Beef, LLC) が、動物保護団体による潜入調査映像の公開を受け、事業を終了し、施設を閉鎖しました。

ロサンゼルス最後の牛の屠殺場、閉鎖へ

この屠殺場は、ロサンゼルス郊外の ピコ・リベラ に位置し、1920年代から事業を続けてきた、地域最大規模の施設でした。

公開された映像は、動物保護団体 アニマル・アウトルック(Animal Outlook) の潜入調査によるもので、同団体が「近年で最も深刻」と評する虐待が記録されていました。

今回の閉鎖は、動物、地域住民、そして労働者にとって大きな前進であり、ロサンゼルスは市域内から 大規模・工場式の牛の屠殺業 を排除した大都市の一つとなりました。

マニング・ビーフは長年にわたり問題を抱えており、2018年から2024年の間に 61件の動物福祉違反 を重ねていました。確認された虐待には、以下のような事例が含まれます。

明らかに痛みを示している牛をそのまま解体
頭部を刺されながらも動き続けていた牛
倒れた乳牛に20回以上の電気ショックを与える行為
妊娠した牛を屠殺したことで積み上げられた胎児の死骸
これらの行為により、米国農務省(USDA)からは複数回にわたり 操業停止命令 が出され、2020年には「動物の非人道的取り扱いに関する悪質な行為」と正式に指摘されています。

アニマル・アウトルック のベン・ウィリアムソン事務局長は次のように述べています。
「今回の閉鎖は、マニング・ビーフで想像を絶する苦しみを受けた無数の動物に対する正義です。私たちの調査は、経験豊富な調査員でさえ衝撃を受けるほどの虐待を明らかにしました。地域社会は、このような残虐行為をロサンゼルスに存在させ続けるべきではない、と明確に示したのです」

アニマル・アウトルックは現在、この敷地を別の屠殺業者に売却しないよう、破産管財人に求めています。同団体は「地域社会は、この場所を再び動物の苦しみの場にしてほしくないという明確な意思を示している」として、責任ある判断を呼びかけています。

この閉鎖の背景には、活動家や地域住民、そして著名人らが長年続けてきた働きかけがあります。2017年以降、施設前ではビジル(追悼集会)が続けられ、2021年には40頭の牛の逃走事件や、ホアキン・フェニックス、ダイアン・ウォーレンらに引き取られた動物の話題が、全国的な注目を集めました。

Original article in English by Jordi Casamitjana / Japanese version by Yuko Kubo.

https://veganfta.com/

動物を傷付けない、動物搾取をしない、生き方をしよう。
Just go vegan.

Nov052025

「国の偉大さ、道徳的発展は、その国における動物の扱い方で判る。」

マハトマ・ガンジーは動物愛護の思想を持っており、その姿勢は彼の有名な言葉や菜食主義(ベジタリアニズム)の実践に表れています。

「国の偉大さ、道徳的発展は、その国における動物の扱い方で判る。」

この言葉は広く知られており、動物への接し方がその社会の倫理的成熟度を示すというガンジーの信念を反映しています。
ガンジーは生涯にわたり厳格な菜食主義者でした。これは、東洋思想の「アヒンサー(非暴力)」や西洋思想の「アニマルライツ(動物の権利)」に基づいたもので、「生きとし生けるものの命を奪わない生き方」を追求した結果です。
彼は、人間が菜食に適した体の構造を持っているという科学的見解も支持しており、動物に苦痛を与えずに共存することが平和な社会につながると考えていました。
ガンジーにとって動物は、人間の道徳心を測る指標であり、すべての生命に対する敬意と非暴力の哲学の実践対象でした。

そして今、残念ながら、日本は道徳的に発展途上国だったと思い知る・・・
動物を傷付けない、動物搾取をしない、生き方をしよう。
Just go vegan.