米陸軍がヴィーガン食を導入 隊員の要望受け2027年から提供開始
米陸軍がヴィーガン食を導入 隊員の要望受け2027年から提供開始 https://veganfta.com/
米陸軍が、ヴィーガン対応の戦闘糧食(Meals, Ready to Eat, MRE)を2027年までに導入することになりました。現役隊員向けの通常メニューにプラントベースが加わるのは初めてです。この決定は、栄養価が高く、かつ動物に配慮した倫理的な食事を求める隊員からの声に応えたもので、24種類あるMREの4種類がヴィーガンメニューになる予定です。
米陸軍戦闘糧食開発部には、隊員から、植物性の食品をもっと取り入れてほしいという要望が届いており、植物性クラッカーやリカバリーバー、プロテインバー、フルーツ味のシリアルなどを独自に開発もしているということです。
プラントベースのMREを求めるキャンペーンを長年主導してきたのは、動物保護団体「マーシー・フォー・アニマルズ(Mercy For Animals)」です。同団体は、軍が年間3,700万食以上のMREを提供していることを指摘し、今回の変更によって最大650万食のヴィーガン食が供給される可能性があるとしています。
2022年に226人の現役隊員に実施した調査では、「軍は植物性食品を提供すべきだ」とする回答が81%、「MREとして植物性の選択肢が必要だ」が69%と、過半数が従来の動物性メニューより植物性を選びたいと答えています。
軍内のヴィーガン人口に関するデータはありませんが、隊員の間では「増えている」という認識が広がっています。2019年のガーディアン紙には、米沿岸警備隊の主任下士官で整備士のトーマス・シャーリンのインタビューが掲載されており、「どの部隊に行っても、ヴィーガンや、ヴィーガンになりたいという人に出会いますが、その方法がわからないようです」と語っています。
今回の発表は、9月にイギリス王立空軍(RAF)がヴィーガン対応の制服着用を認めた動きに続くもので、軍組織におけるアニマルフレンドリーな取り組みが広がっていることを示しています。
Original article in English by Jordi Casamitjana / Japanese version by Yuko Kubo.












